SEOの「技術設定」と「サイト品質」、漏れなくできていますか?
コンテンツの質がどれだけ高くても、技術的なSEO設定が不十分では検索順位は上がりません。さらに、セキュリティやキャッシュ、画像最適化といったサイト品質も、ユーザー体験とSEO評価に直結します。
<title>タグが未設定、または全ページ同じ- OGP画像が設定されておらず、SNSシェア時にサムネイルが表示されない
- 構造化データ(JSON-LD)が未実装で、リッチリザルトに表示されない
robots.txtで意図せずクロールをブロックしている- ページの表示速度が遅く、Core Web Vitals が基準未満
- セキュリティヘッダーが未設定で、XSSやクリックジャッキングに脆弱
- 画像が最適化されておらず、LCPスコアが低い
この記事では、18の無料ツールを使って、Webサイトの技術SEOとサイト品質を網羅的にカバーする方法を解説します。「設定」「検証」「高度な検査」「ワンストップ診断」の4フェーズに分けて、設定漏れと品質問題を防ぎます。
SEO設定とサイト検査の全体像 — 18ツールで網羅する
Webサイトの技術的SEOとサイト品質を3フェーズに分けて整理します。
設定フェーズ(5ツール)
| # | カテゴリ | 設定内容 | ツール |
|---|---|---|---|
| 1 | メタタグ | title, description, OGP, Twitter Card | メタタグジェネレーター |
| 2 | 構造化データ | JSON-LD(BlogPosting, FAQPage等) | JSON-LDジェネレーター |
| 3 | クローラー制御 | robots.txt | robots.txtジェネレーター |
| 4 | サイトマップ | sitemap.xml の生成 | サイトマップXMLジェネレーター |
| 5 | サーバー設定 | .htaccessによるリダイレクト・キャッシュ | .htaccessジェネレーター |
検証フェーズ(5ツール)
| # | カテゴリ | 検証内容 | ツール |
|---|---|---|---|
| 6 | コンテンツ構造 | H1-H6の階層チェック | 見出し抽出ツール |
| 7 | OGP検証 | SNSシェアプレビュー | OGPチェッカー |
| 8 | SNSカード | X(Twitter)カードの表示確認 | Xカードプレビューアー |
| 9 | リンク品質 | リンク切れの検出 | リンク切れチェッカー |
| 10 | パフォーマンス | Core Web Vitals・表示速度 | ページ速度チェッカー |
高度な検査フェーズ(7ツール)
| # | カテゴリ | 検査内容 | ツール |
|---|---|---|---|
| 11 | アクセシビリティ | 画像のalt属性チェック | alt属性チェッカー |
| 12 | サイト設定 | robots.txt + sitemap.xml の整合性検証 | サイト設定チェッカー |
| 13 | 構造化データ検証 | JSON-LDの必須プロパティチェック | 構造化データチェッカー |
| 14 | リダイレクト | リダイレクトチェーンの可視化 | リダイレクトチェッカー |
| 15 | セキュリティ | HTTPセキュリティヘッダー検査 | セキュリティヘッダーチェッカー |
| 16 | キャッシュ | Cache-Control・CDNキャッシュ検査 | キャッシュヘッダーチェッカー |
| 17 | 画像最適化 | WebP/AVIF対応・サイズ・lazy loading | 画像最適化チェッカー |
設定フェーズ: SEOの基盤を作る5つのツール
ツール1: メタタグジェネレーター — title/description/OGPを一括生成
設定するメタタグ:
<title>ページタイトル | サイト名</title>
<meta name="description" content="ページの説明文" />
<meta property="og:title" content="ページタイトル" />
<meta property="og:description" content="ページの説明文" />
<meta property="og:image" content="https://example.com/og.png" />
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image" />
メタタグジェネレーターにタイトル、説明文、URLを入力すると、必要なメタタグを一括生成できます。
操作手順
Step 1: ページのタイトル(32文字以内)とURLを入力する
Step 2: meta description(120文字程度)とOGP画像URLを入力する
Step 3: 生成されたHTMLコードをコピーして<head>タグ内に貼り付ける
設定のポイント
titleタグ:
- 32文字以内を目安に。Google検索結果で全文表示されるため
- 「キーワード | サイト名」の形式が一般的
- 各ページで固有のタイトルを設定(重複NG)
meta description:
- 120文字程度が最適。検索結果のスニペットに表示される
- 狙うキーワードを自然に含める
- ユーザーがクリックしたくなる内容にする
文字数の確認には文字数カウンターが便利です。
OGPタグ:
og:imageは 1200×630px を推奨og:typeはトップページがwebsite、記事がarticletwitter:cardはsummary_large_imageで大きな画像表示
ツール2: JSON-LDジェネレーター — 構造化データの作成
構造化データ(JSON-LD)は、ページの内容を検索エンジンに機械的に伝えるためのマークアップです。
正しく設定すると、検索結果にリッチリザルト(FAQ、レビュー星、パンくずリストなど)が表示され、クリック率が向上します。
構造化データ(JSON-LD)ジェネレーターでは、GUIで値を入力するだけで8種類のスキーマを生成できます。
操作手順
Step 1: スキーマタイプ(BlogPosting、FAQPage等)を選択する
Step 2: GUIフォームに質問と回答(FAQの場合)や記事情報を入力する
Step 3: 生成されたJSON-LDコードをコピーして<script type="application/ld+json">タグとしてページに挿入する
よく使うスキーマタイプ
| スキーマ | 用途 | リッチリザルト |
|---|---|---|
BlogPosting | ブログ記事 | 日付・著者表示 |
FAQPage | FAQページ | アコーディオン型FAQ表示 |
Product | 商品ページ | 価格・評価表示 |
BreadcrumbList | パンくずリスト | パンくず表示 |
HowTo | ハウツー記事 | ステップ表示 |
Organization | 企業情報 | ナレッジパネル |
構造化データが正しく設定されているかは、構造化データチェッカーで検証できます(ツール13で詳しく解説)。
ツール3: robots.txtジェネレーター — クローラーの制御
robots.txt は、検索エンジンのクローラーに「どのページをクロールしてよいか」を伝えるファイルです。
よくある設定ミス:
| ミス | 結果 |
|---|---|
Disallow: / を設定 | サイト全体がインデックスされない |
| 管理画面を許可 | 管理画面が検索結果に表示される |
| sitemapの記載忘れ | クローラーがsitemap.xmlを発見できない |
| AIクローラーの未ブロック | GPTBot等にコンテンツを学習される |
robots.txtジェネレーターでは、WordPress / Next.js / 静的サイトのテンプレートから選んで、GUIでカスタマイズできます。
操作手順
Step 1: サイト種別(WordPress / Next.js / 静的サイト)に合ったテンプレートを選択する
Step 2: ブロックしたいパス(/admin/、/api/ 等)やAIクローラー設定をGUIでカスタマイズする
Step 3: sitemap URLを入力し、生成されたrobots.txtをサイトのルートに配置する
設定後はサイト設定チェッカーでrobots.txtとsitemap.xmlの整合性を検証できます(ツール12で詳しく解説)。
ツール4: サイトマップXMLジェネレーター — 検索エンジンへのURL通知
sitemap.xml は、サイト内の全ページURLを検索エンジンに伝えるファイルです。新しいページや更新されたページをGoogleに素早く認識してもらうために不可欠です。
サイトマップXMLジェネレーターでは、URLを入力するだけで正しいフォーマットの sitemap.xml を生成できます。
操作手順
Step 1: サイトのURLを一覧で入力する(1行1URL)
Step 2: 各URLの priority(優先度)と changefreq(更新頻度)を設定する
Step 3: 生成されたXMLをダウンロードしてサイトのルートに配置する
設定のポイント
- lastmod(最終更新日) が最も重要。Googleが実際に参照する唯一のフィールド
priorityとchangefreqはGoogleは無視すると公式表明しているが、Bing等は参照する場合あり- 1ファイルあたり 最大50,000URL まで。超える場合はサイトマップインデックスを使用
- 生成後、
robots.txtにSitemap: https://example.com/sitemap.xmlを追記する
ツール5: .htaccessジェネレーター — リダイレクトとサーバー設定
.htaccess は Apache サーバーの設定ファイルです。URLのリダイレクト、HTTPS強制、キャッシュ制御など、SEOに直結する設定を行えます。
.htaccessジェネレーターでは、GUIでチェックボックスを選ぶだけで正しい構文の .htaccess を生成できます。構文ミスによるサーバーエラーを防げます。
操作手順
Step 1: 必要な設定カテゴリ(リダイレクト、HTTPS強制、キャッシュ等)を選択する
Step 2: GUIで詳細設定(リダイレクト元・先URL、キャッシュ期間等)をカスタマイズする
Step 3: 生成された .htaccess コードをダウンロードしてサーバーのルートに配置する
よく使う設定パターン
| 設定 | SEOへの効果 |
|---|---|
| HTTP→HTTPS強制リダイレクト | URLの正規化、評価の一本化 |
| www有無の統一 | 重複コンテンツの回避 |
| 301リダイレクト | URL変更時のSEO評価引き継ぎ |
| ブラウザキャッシュ制御 | 表示速度の改善 → Core Web Vitals向上 |
.htaccess の詳しい設定方法は .htaccessリダイレクト設定の完全ガイドで解説しています。
注意:
.htaccessは Apache 専用です。Nginx、Vercel、Netlify 等では使用できません。レンタルサーバー(Xserver、さくら、ロリポップ等)の多くは Apache を採用しています。
検証フェーズ: 設定の効果を確認する5つのツール
設定が完了したら、実際に正しく機能しているか検証します。
ツール6: 見出し抽出ツール — コンテンツ構造のチェック
見出し(H1〜H6)の階層構造は、SEOとアクセシビリティの両面で重要です。
見出し抽出ツールにURLを入力すると、ページの全見出しをツリー形式で表示し、構造上の問題を検出します。
操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 抽出されたH1〜H6の階層ツリーと警告(H1複数、階層飛び等)を確認する
Step 3: 問題が検出された箇所のHTMLを修正し、再度チェックする
チェックすべきポイント
- H1タグ: 1ページに1つが推奨。複数H1がある場合は警告表示
- 階層の連続性: H2の次にH4が来る(H3を飛ばす)→ NG
- 見出しの分布: H2が1つしかない → 構造化不十分、H2が10以上 → ページ分割を検討
- 競合分析: URLを変えるだけで競合サイトの見出し構造も分析可能
ツール7: OGPチェッカー — SNSシェアの検証
すべてのメタタグを設定したら、OGPチェッカーでSNSシェア時のプレビューを確認します。

操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 取得されたOGPタグ一覧とSNSシェアプレビューを確認する
Step 3: 問題がある項目(画像未設定、説明文の切れ等)を修正し、再チェックする
チェックすべき項目
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
og:title | タイトルが正しく表示されるか |
og:description | 説明文が途切れていないか |
og:image | 画像が正しく表示されるか(1200×630px推奨) |
twitter:card | X(Twitter)でカードが表示されるか |
ツール8: Xカードプレビューアー — X(Twitter)カードの専用チェック
OGPチェッカーで全体を確認した後、X でのカード表示をさらに詳しく確認するには Xカードプレビューアーが便利です。
Summary Card と Summary Large Image Card の2種類のカード形式をプレビューでき、X上でどのように表示されるかを正確に把握できます。
OGPチェッカーとの使い分け
| ツール | 用途 |
|---|---|
| OGPチェッカー | 全SNS(X・Facebook・LINE)の一括確認 |
| Xカードプレビューアー | Xに特化した詳細プレビュー |
OGP画像の作成方法やSNS別の表示仕様については、SNS投稿に最適なOGP画像の作り方で詳しく解説しています。
ツール9: リンク切れチェッカー — 内部・外部リンクの品質管理
リンク切れ(404エラー)はSEOとユーザー体験の両方に悪影響を与えます。
- Googleはリンク切れが多いサイトを品質が低いと判断する
- リンク切れは PageRank の流れを遮断し、内部リンクの効果が失われる
- ユーザーが404ページに遭遇すると離脱率が上がる
リンク切れチェッカーにURLを入力すると、ページ内のすべてのリンクを抽出し、各リンクのHTTPステータスコードをチェックします。

操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 抽出されたリンク一覧とステータスコードを確認する
Step 3: ステータスが 404(Not Found)や 0(接続失敗)のリンクを修正する
ステータスコードの見方
| ステータス | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 200 | 正常 | 対応不要 |
| 301 | 恒久的リダイレクト | リンク先を更新推奨 |
| 404 | ページ不存在 | リンクの削除または修正 |
| 403 | アクセス禁止 | WAF等の誤検知の可能性あり、目視確認 |
| 0 | 接続失敗 | URLの記述ミスまたはサーバーダウン |
推奨頻度: 月1回はサイトの主要ページをチェックし、リンク切れが放置されないようにしましょう。
ツール10: ページ速度チェッカー — Core Web Vitalsの計測
ページの表示速度は、2021年からGoogleのランキングシグナルに組み込まれています。特にモバイルでの表示速度が重要です。
ページ速度チェッカーにURLを入力すると、Google PageSpeed Insights APIを使ってパフォーマンススコアとCore Web Vitalsを計測します。

操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: モバイル・デスクトップを切り替えてスコアを確認する
Step 3: LCP・CLS・INP の各指標で「改善が必要」と判定された項目を対処する
Core Web Vitals の目標値
| 指標 | 良好 | 改善が必要 | 不良 |
|---|---|---|---|
| LCP(最大コンテンツ描画) | ≤ 2.5秒 | ≤ 4.0秒 | > 4.0秒 |
| CLS(レイアウトシフト) | ≤ 0.1 | ≤ 0.25 | > 0.25 |
| INP(操作の応答性) | ≤ 200ms | ≤ 500ms | > 500ms |
モバイルファースト: Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、モバイルのスコアを優先的に改善しましょう。まずはモバイルで50以上を目指し、段階的に改善してください。
ページ速度の改善方法については Webサイトの表示速度を改善する方法で詳しく解説しています。
高度な検査フェーズ: サイト品質をプロレベルに引き上げる7つのツール
設定・検証が終わったら、さらに踏み込んだサイト品質チェックを行います。この7ツールは、プロのWeb制作者やSEO担当者が定期的に実施する検査項目をカバーしています。
ツール11: alt属性チェッカー — 画像のアクセシビリティとSEO
画像の alt 属性は、検索エンジンが画像の内容を理解するためと、スクリーンリーダーが視覚障害者に画像を説明するための両方で使われます。
alt属性チェッカーにURLを入力すると、ページ内の全画像を抽出し、alt属性の設定状況を4段階(適切に設定・空のalt・未設定・装飾画像)で分類します。
操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 画像一覧からalt属性の設定状況とWCAG 2.1準拠率を確認する
Step 3: 「未設定」の画像にalt属性を追加する。装飾目的の画像には alt="" を設定する
チェックのポイント
| 分類 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 適切に設定 | alt属性に説明テキストあり | 対応不要 |
空のalt(alt="") | 装飾画像として正しく設定 | 対応不要(装飾目的の場合) |
| 未設定 | alt属性自体がない | 要修正: 説明テキストを追加 |
| 装飾画像 | role="presentation" 等で明示 | 対応不要 |
チェック結果はCSVでダウンロードでき、納品前のSEO監査レポートとして活用できます。
ツール12: サイト設定チェッカー — robots.txt と sitemap.xml の整合性検証
robots.txtとsitemap.xmlを個別に作成しても、両者の整合性が取れていないことは意外と多い問題です。
サイト設定チェッカーにURLを入力すると、robots.txtの構文チェック、Sitemapディレクティブの有無、sitemap.xmlの存在確認とURL件数を一括で検証します。
操作手順
Step 1: サイトのURLを入力する
Step 2: robots.txtの検証結果(構文エラー、Sitemapディレクティブの有無)を確認する
Step 3: sitemap.xmlの存在、URL件数、XML構文の妥当性を確認する
よくある問題
| 問題 | SEOへの影響 | 対策 |
|---|---|---|
| robots.txtにSitemap行がない | クローラーがsitemap.xmlを発見しにくい | Sitemap: https://... を追加 |
| sitemap.xmlが404 | 新規ページのインデックスが遅れる | sitemap.xmlを生成して配置 |
| robots.txtでsitemapをブロック | サイトマップ自体がクロールされない | Disallowルールを修正 |
robots.txtの作成にはrobots.txtジェネレーター、sitemap.xmlの作成にはサイトマップXMLジェネレーターが便利です。
ツール13: 構造化データチェッカー — JSON-LDの検証
ツール2で構造化データを作成したら、実際にページに設置した後に必須プロパティの不足がないかを検証します。
構造化データチェッカーにURLを入力すると、ページ内のJSON-LDブロックを抽出し、18種類のスキーマについて必須・推奨プロパティの充足率をチェックします。
操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 検出されたスキーマタイプと各プロパティの充足状況を確認する
Step 3: 「エラー」(必須プロパティ不足)があれば修正し、再チェックする
検証結果の見方
| ステータス | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| Pass | 必須プロパティすべて設定済み | 対応不要 |
| Warning | 推奨プロパティが不足 | 可能なら追加 |
| Error | 必須プロパティが不足 | 要修正: リッチリザルトが表示されない |
Article、FAQPage、Product、BreadcrumbList、Organization、LocalBusiness、VideoObject、HowToなど主要スキーマをカバーしています。
ツール14: リダイレクトチェッカー — リダイレクトチェーンの可視化
URLの移転やHTTPS化の際に設定するリダイレクトは、チェーンが長くなるとSEOに悪影響を与えます。
リダイレクトチェッカーにURLを入力すると、リダイレクトチェーンを最大10ホップまで追跡し、各ホップのステータスコードと遷移先URLをフローチャート形式で可視化します。
操作手順
Step 1: チェックしたいURLを入力する
Step 2: フローチャートでリダイレクトの経路と各ホップのステータスコードを確認する
Step 3: 3ホップ以上のチェーンがあれば、中間ホップを削除して短縮する
検出される問題パターン
| パターン | リスク | 対策 |
|---|---|---|
| チェーン3ホップ以上 | 速度低下、クロールバジェット浪費 | 直接リダイレクトに短縮 |
| リダイレクトループ | ページが表示されない | ループの原因を特定して修正 |
| HTTPS→HTTPダウングレード | セキュリティリスク | HTTPS化を徹底 |
| 302で恒久移転 | PageRankが引き継がれない | 301に変更 |
リダイレクトの設定方法は.htaccessリダイレクト設定の完全ガイドで解説しています。
ツール15: セキュリティヘッダーチェッカー — HTTPセキュリティヘッダーの検査
セキュリティヘッダーは直接のランキング要因ではありませんが、サイトの信頼性とユーザー保護に関わる重要な設定です。Googleはセキュリティを重視しており、間接的にSEOに影響します。
セキュリティヘッダーチェッカーにURLを入力すると、6つの重要なHTTPセキュリティヘッダーを検査し、100点満点でスコアリングします。
検査対象の6ヘッダー
| ヘッダー | 防御対象 | 推奨設定 |
|---|---|---|
| HSTS | ダウングレード攻撃 | max-age=31536000; includeSubDomains |
| CSP | XSS攻撃 | スクリプトソースの制限 |
| X-Content-Type-Options | MIMEスニッフィング | nosniff |
| X-Frame-Options | クリックジャッキング | DENY |
| Referrer-Policy | リファラー漏洩 | strict-origin-when-cross-origin |
| Permissions-Policy | 不要なAPI利用 | camera=(), microphone=() |
スコアの目安
- 80点以上: 良好。主要なセキュリティ対策が実装されている
- 50〜79点: 要改善。一部のヘッダーが未設定
- 50点未満: 要対応。基本的なセキュリティヘッダーが不足
まずはX-Content-Type-Options(nosniff)やX-Frame-Options(DENY)など、設定が簡単なヘッダーから対応し、段階的にCSPを導入するのが現実的です。
ツール16: キャッシュヘッダーチェッカー — ブラウザ・CDNキャッシュの最適化
キャッシュ設定はページの表示速度に直結し、Core Web Vitals(特にLCP)に大きく影響します。
キャッシュヘッダーチェッカーにURLを入力すると、7つのHTTPキャッシュヘッダーを検査し、ブラウザキャッシュとCDNキャッシュを個別にスコアリングします。
検査対象の7ヘッダー
| ヘッダー | 役割 |
|---|---|
| Cache-Control | キャッシュの基本方針(max-age、s-maxage、public/private等) |
| ETag | コンテンツのハッシュ値によるバージョン管理 |
| Last-Modified | 最終更新日時による再検証 |
| Expires | キャッシュ有効期限(レガシー) |
| Age | CDNキャッシュからの経過秒数 |
| Vary | キャッシュキーの分岐条件 |
| CDN Cache Status | CDNのキャッシュヒット状態(HIT/MISS等) |
スコアの目安
| スコア | 評価 | 状態 |
|---|---|---|
| 70点以上 | 良好 | キャッシュが適切に設定されている |
| 40〜69点 | 部分的 | 一部のキャッシュ設定が不足 |
| 40点未満 | 要改善 | キャッシュがほとんど効いていない |
CDNプロバイダ(Cloudflare、Vercel、Fastly等)の自動検出にも対応しており、CDN側のキャッシュ状態も確認できます。
ツール17: 画像最適化チェッカー — LCPとCLSに直結する画像の検査
画像はWebページで最も容量が大きい要素であり、LCP(最大コンテンツ描画)の改善に直結します。
画像最適化チェッカーにURLを入力すると、ページ内の画像を最大100枚スキャンし、ファイルサイズ、フォーマット対応、lazy loading、width/height属性の4つの観点でスコアリングします。
検査項目
| 項目 | チェック内容 | SEOへの影響 |
|---|---|---|
| ファイルサイズ | 画像1枚あたりのサイズ | LCPの遅延 |
| モダンフォーマット | WebP/AVIF の採用率 | 転送サイズの削減(30〜50%) |
| lazy loading | loading="lazy" の設定状況 | 初期読み込み速度 |
| width/height | 寸法属性の有無 | CLS(レイアウトシフト)防止 |
操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 各カテゴリのスコアと問題画像の一覧を確認する
Step 3: 「WebP未対応」「サイズ過大」「width/height未設定」の画像を優先的に修正する
結果はCSVでダウンロードでき、改善作業の管理に活用できます。画像のフォーマット変換には画像フォーマット変換、リサイズには画像リサイズツールが便利です。
ワンストップ診断: 20項目を一括チェックする
ツール18: SEO一括監査ツール — URLだけで20項目を自動チェック
ここまで紹介した17のツールは、それぞれ個別にURLを入力して使います。しかし「サイト全体のSEO状態を素早く把握したい」場合、17ツールを順番に回るのは手間がかかります。
SEO一括監査ツールにURLを入力すると、10個のチェッカーを自動で順次実行し、20項目のSEO設定を一括診断します。結果は100点満点でスコアリングされ、PASS/WARN/FAILの内訳がリアルタイムで表示されます。

操作手順
Step 1: チェックしたいページのURLを入力する
Step 2: 「SEO監査を実行」ボタンをクリックする
Step 3: 10ツールが順番に実行され、完了後にスコアと各項目の結果を確認する
20のチェック項目
| カテゴリ | チェック項目 | 重み |
|---|---|---|
| メタ情報 | タイトルタグ、メタディスクリプション、canonical URL | 10, 10, 5 |
| 構造化データ | JSON-LD有無、スキーマプロパティ充足率 | 5, 8 |
| クローラビリティ | robots.txt、サイトマップ、リダイレクトチェーン | 5, 5, 5 |
| コンテンツ | H1タグ、見出し階層、画像alt属性 | 10, 8, 10 |
| SNS | OGP画像、Twitter Card、Twitter Card画像 | 8, 5, 5 |
| リンク | リンク切れ | 10 |
| パフォーマンス | スコア、LCP、CLS、キャッシュ、画像最適化 | 10, 8, 8, 5, 8 |
個別ツールとの使い分け
| 目的 | 使うツール |
|---|---|
| サイト全体のSEO状態を素早く把握 | SEO一括監査ツール |
| FAIL項目の原因を深掘り | この記事で紹介した個別チェッカー |
| 手動チェックリスト | SEO設定チェックリスト |
一括監査でFAILが出た項目は、対応する個別チェッカー(ツール1〜17)で詳細を確認して改善してください。SEO一括監査ツールの詳しい使い方は Webサイトを無料でSEO診断する方法 で解説しています。
SEO設定・サイト検査チェックリスト
18のツールでカバーできるチェック項目を一覧にまとめます。個別にチェックする代わりに、SEO一括監査ツールを使えばURLを入力するだけで20項目を自動チェックできます。
設定系(必須)
- 全ページに固有の
<title>タグ(32文字以内)→ メタタグジェネレーター - 全ページに固有の
meta description(120文字程度)→ メタタグジェネレーター - OGPタグ(
og:title,og:description,og:image)→ メタタグジェネレーター -
twitter:cardの設定 → メタタグジェネレーター -
robots.txtの配置と内容確認 → robots.txtジェネレーター -
sitemap.xmlの生成とrobots.txtへの記載 → サイトマップXMLジェネレーター - H1タグが1ページに1つ → 見出し抽出ツール
設定系(推奨)
- JSON-LD構造化データ(記事ページに
BlogPosting)→ JSON-LDジェネレーター - パンくずリスト +
BreadcrumbListJSON-LD → JSON-LDジェネレーター - FAQページに
FAQPageJSON-LD → JSON-LDジェネレーター - canonical URL の設定
- HTTPS強制リダイレクト → .htaccessジェネレーター
- www有無の統一 → .htaccessジェネレーター
検証系(公開前に必ず実施)
- 見出しの階層チェック → 見出し抽出ツール
- OGP表示プレビュー → OGPチェッカー
- X(Twitter)カード表示確認 → Xカードプレビューアー
- リンク切れの確認 → リンク切れチェッカー
- パフォーマンススコア(モバイル50以上) → ページ速度チェッカー
高度な検査系(定期チェック推奨)
- 画像のalt属性がすべて設定されているか → alt属性チェッカー
- robots.txt と sitemap.xml の整合性 → サイト設定チェッカー
- JSON-LDの必須プロパティが不足していないか → 構造化データチェッカー
- リダイレクトチェーンが3ホップ以内か → リダイレクトチェッカー
- セキュリティヘッダーのスコアが80点以上か → セキュリティヘッダーチェッカー
- キャッシュヘッダーが適切に設定されているか → キャッシュヘッダーチェッカー
- 画像がWebP/AVIF対応で、width/height属性があるか → 画像最適化チェッカー
まとめ
Web制作者が押さえるべきSEO設定とサイト品質検査を18のツールでカバー:
設定フェーズ:
- メタタグジェネレーター — title/description/OGP/Twitter Cardを一括生成
- 構造化データ(JSON-LD)ジェネレーター — 8種類のスキーマをGUIで作成
- robots.txtジェネレーター — テンプレートベースで安全にクローラー制御
- サイトマップXMLジェネレーター — URLリストからsitemap.xmlを生成
- .htaccessジェネレーター — リダイレクト・キャッシュ・セキュリティをGUIで設定
検証フェーズ: 6. 見出し抽出ツール — ページの見出し階層を可視化・検証 7. OGPチェッカー — SNSシェアプレビューの確認 8. Xカードプレビューアー — X(Twitter)カード表示の専用チェック 9. リンク切れチェッカー — 内部・外部リンクのステータス検証 10. ページ速度チェッカー — Core Web Vitalsとパフォーマンス計測
高度な検査フェーズ: 11. alt属性チェッカー — 画像のalt属性チェックとWCAG準拠率 12. サイト設定チェッカー — robots.txtとsitemap.xmlの整合性検証 13. 構造化データチェッカー — JSON-LDの必須プロパティ検証 14. リダイレクトチェッカー — リダイレクトチェーンの可視化と最適化 15. セキュリティヘッダーチェッカー — 6つのHTTPセキュリティヘッダー検査 16. キャッシュヘッダーチェッカー — ブラウザ・CDNキャッシュの最適化チェック 17. 画像最適化チェッカー — WebP/AVIF対応・サイズ・lazy loading検査
ワンストップ診断: 18. SEO一括監査ツール — 上記17ツールの結果を統合して20項目を一括チェック・100点満点でスコアリング
技術的なSEO設定は一度正しく行えば、その効果は長期間持続します。高度な検査は月1回程度の定期チェックとして組み込むことで、サイト品質を高い水準で維持できます。まずはSEO一括監査ツールでスコアを確認し、FAIL項目から対処していくのが効率的です。
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