Webデザイナーの案件管理:料金表の作り方

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「いくらですか?」に即答できますか?

「バナー1枚いくらですか?」

クライアントからこう聞かれたとき、即座に金額を答えられますか?

毎回「内容によりますね...」と曖昧に答えて、後から見積もりを送る。この繰り返しに時間を取られていませんか?

この記事では、Webデザイナーが継続案件を効率的に管理するための料金表の作り方を解説します。

なぜ料金表が必要なのか

理由1: 毎回見積もりを作る手間がなくなる

継続クライアントからの依頼は、パターン化していることが多いです。

  • バナー制作
  • LP修正
  • 画像加工
  • アイコン作成

これらの料金が決まっていれば、依頼のたびに見積もりを作る必要がありません。

理由2: クライアントも安心して依頼できる

「依頼したいけど、いくらかかるか分からない」——これはクライアント側のストレスです。

料金が明確なら、クライアントは予算内で依頼を判断できます。結果として、依頼のハードルが下がります。

理由3: 価格交渉から解放される

料金表がないと、毎回「もう少し安くなりませんか?」という交渉が発生しがちです。

料金表があれば、「この価格でやっています」と示せます。交渉の余地を減らせます。

料金表の作り方

ステップ1: 案件タイプを洗い出す

まず、過去の案件を振り返り、どんなタイプの依頼があったかをリストアップします。

Webデザイナーの一般的な案件タイプ:

□ バナー制作(Web広告用、SNS用)
□ LP(ランディングページ)制作
□ LP修正・更新
□ Webサイトデザイン(トップページ)
□ Webサイトデザイン(下層ページ)
□ 画像加工・リサイズ
□ アイコン・イラスト制作
□ 資料デザイン(プレゼン、提案書)
□ ロゴデザイン
□ 名刺・印刷物デザイン

ステップ2: 各タイプの基準価格を決める

洗い出した案件タイプごとに、基準となる価格を設定します。

価格設定の考え方:

  1. 所要時間 × 時給 で算出
  2. 市場相場 を参考にする
  3. 過去の請求実績 から逆算

例: バナー制作の場合

所要時間: 2時間
時給: 5,000円
基準価格: 10,000円

ステップ3: バリエーションを設定する

同じ案件タイプでも、サイズや複雑さで価格が変わることがあります。

バリエーションを設定しておくと、より正確な見積もりが可能になります。

例: バナー制作のバリエーション

サイズ価格
小(300×250px)8,000円
中(728×90px)10,000円
大(1200×628px)15,000円
アニメーション付き+5,000円

ステップ4: オプションを設定する

基本料金に加えて、追加オプションを設定しておくと便利です。

よくあるオプション:

オプション価格
特急対応(3日以内)+50%
リサイズ追加(1サイズ)+3,000円
修正3回目以降(1回)+2,000円
素材調達代行実費+20%

料金表の例

実際の料金表の例を紹介します。

バナー・広告

案件タイプ価格備考
Web広告バナー(静止画)8,000〜15,000円サイズにより変動
SNS投稿画像5,000〜8,000円Instagram, X等
アニメーションバナー15,000〜25,000円GIF or HTML5

LP・Webサイト

案件タイプ価格備考
LP新規制作(デザインのみ)80,000〜150,000円ボリュームにより変動
LP修正・更新5,000〜20,000円修正範囲により変動
Webサイト トップページ50,000〜100,000円デザインのみ
Webサイト 下層ページ20,000〜40,000円1ページあたり

その他

案件タイプ価格備考
画像加工・リサイズ1,000〜3,000円1点あたり
アイコン制作3,000〜8,000円1点あたり
プレゼン資料デザイン5,000〜10,000円1ページあたり

オプション

オプション価格
特急対応(3営業日以内)基本料金+50%
修正4回目以降1回あたり+20%
素材選定・調達代行実費+手数料20%
打ち合わせ(オンライン)30分無料、以降30分3,000円

料金表を活用するコツ

コツ1: クライアントに事前共有する

料金表は、依頼を受ける前にクライアントに共有しておきましょう。

「依頼前に料金が分かる」状態を作ることで、スムーズな依頼につながります。

コツ2: 「目安」であることを明記する

料金表はあくまで目安です。複雑な案件は別途見積もりになることを明記しておきましょう。

※上記は目安価格です。
案件の複雑さにより変動する場合があります。
詳細はお見積もりをご確認ください。

コツ3: 定期的に見直す

スキルの向上や市場の変化に応じて、料金は定期的に見直しましょう。

半年〜1年に1回は、料金表をアップデートすることをおすすめします。

コツ4: 依頼フォームと連動させる

料金表があっても、毎回「この案件はいくらですか?」と聞かれるのでは効果半減です。

依頼フォームで案件タイプを選択すると、料金が自動表示される——この仕組みがあると、双方の手間がなくなります。

継続案件の料金設定

継続クライアントには、特別な料金設定を提案することも有効です。

パターン1: 月額固定

月額30,000円で、バナー5本まで制作
超過分は1本5,000円

毎月の収入が安定し、クライアントもコストを予測しやすくなります。

パターン2: ボリュームディスカウント

月5本以上: 10%オフ
月10本以上: 15%オフ

大量発注を促進し、案件を安定化させます。

パターン3: リテイナー契約

月額50,000円で、月20時間分の作業を確保
未使用分は翌月に繰り越し

長期的な関係を構築し、収入を安定させます。

まとめ

Webデザイナーの料金表を作るポイント:

  1. 案件タイプを洗い出す — 過去の案件からパターン化
  2. 基準価格を決める — 所要時間×時給、市場相場を参考に
  3. バリエーションを設定 — サイズや複雑さで価格を変動
  4. オプションを用意 — 特急対応、修正回数、素材調達など
  5. 依頼フォームと連動 — 料金の自動表示で手間を削減

料金表があれば、毎回の見積もり作成から解放され、本業のデザインに集中できる時間が増えます。

この記事で使える無料ツール

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Zeronovaゼロノバ

Product Manager / AI-Native Builder

BtoB/BtoC双方で19年以上のPdM経験を持つ開発者。フリーランス・副業クリエイターが本業に集中できるツールを開発。

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